印刷の依頼をしたいとき、印刷方法の名称だけを見てもどこがどう違うのか、何を選べば良いのか分からず、値段だけで決めてしまってはいませんか。
特に、オンデマンド印刷とデジタル印刷の違いに混乱する方は多いでしょう。
そこで今回は、2つの印刷方法の相違点と、デジタル印刷のメリットを解説します。
皆様のお役に立ちましたら幸いです。
□オンデマンド印刷とデジタル印刷の違いとは?
以下より、オンデマンド印刷とデジタル印刷の違いをご説明します。
そもそも、オンデマンド印刷とは少部数を短期間で納品することが求められるサービスの総称です。
一方で、デジタル印刷とは印刷の「版」を作成せずにパソコンで読み込んだデジタルのデータを、印刷したい媒体に直接印刷する印刷技術面の総称になります。
正確な定義は定まっていませんが、デジタル印刷には印刷の技術や品質面での要求も含めた意味合いで使用されることが多いです。
□デジタル印刷のメリットについて
以下より、デジタル印刷のメリットをご紹介します。
1つ目のメリットは、納品完了までの期間が短く済む点です。
従来の印刷方式では、「版」と呼ばれるものにインクを落とすことで、印刷を行っていました。
一方、デジタル印刷では読み込まれたデジタルデータを、直接印刷したい媒体に出力します。
そのため、製版する時間もインクを乾燥させる時間も要さずに、効率的な作業が可能です。
2つ目のメリットは、小ロットの印刷でも費用が抑えられる点です。
「版」を必要としないデジタル印刷では、小ロットの印刷でもコストが抑えられます。
一方オフセット印刷は、印刷部数が増えるほど単価が安くなってコストが抑えられるので、小ロットの印刷には不向きです。
3つ目のメリットは、バリアブル印刷ができる点です。
オフセット印刷で内容の異なる印刷をしようとすると、内容ごとに新しく製版する必要があり、コストも手間もかかりすぎてしまうでしょう。
一方、デジタル印刷はデータを差し替えるだけで、内容の異なる印刷が可能です。
例えば年賀状やチラシなど、基本的なレイアウトは固定して、数字や名前の部分だけを変えた印刷をしたいときにとても便利です。
□まとめ
今回は、オンデマンド印刷とデジタル印刷の違い、デジタル印刷の利点を解説しました。
近年では、デジタル化が進み、少部数印刷の需要が非常に高まっています。
必要な分だけを短期間で納品できるデジタル印刷を、一度検討してみてはいかがでしょうか。
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