「同人誌を作るけど、どのくらい作ろうかな」
このようなお悩みをお持ちの方はいらっしゃいませんか。
同人誌を作っても、どれくらいの部数を作成するのかを決めるのは難しいですよね。
そこで今回は、部数の決め方について紹介します。
■発行部数の決め方について紹介!
最初におすすめするのは、コミケWEBカタログのお気に入り数です。
WEBカタログは、実際に行く可能性のあるブースにお気に入りをつけます。
そのため、売上数に近くなるという傾向があるのです。
しかし、こちらの数だけを参考にすれば良いというわけでもありません。
売り上げは、ブースの配置などにも左右されます。
例えば、広い通路に面した人通りの多い場所に配置されれば、当然多くの人の目につきやすくなります。
そのため、目立つような場所に自分のブースが配置されれば、少し多めに部数を発行して良いでしょう。
また、近くに有名な人やサークルがいると相乗効果で自分のブースにも人が増える場合があるため、周りの出店者も確認しておくと良いですね。
次に、どうしても外せないのが予算です。
イベントへの参加費や本の印刷代など、同人誌の販売には多くの出費がつきものです。
そのため、自分の中で決めた予算から発行部数を決めるのも1つの手でしょう。
■発行部数を決める際の注意点やポイントとは?
「早々に完売したらどうしよう」
このような不安を抱えて、多めに刷ってしまったという方は多くいらっしゃるでしょう。
特に、その後も何回かイベント参加を考えていて在庫を残しておきたいと思いの方は多めに刷ろうと思うかもしれません。
しかし、初参加で完売するのは至難の業です。
正直に言って、完売はほぼあり得ないでしょう。
そのため、あまり「足りないかも」という心配はしなくても大丈夫です。
また、万が一完売しても、増版はそこまで難しくありません。
一冊から作れる印刷会社もありますし、コピー本であればコンビニでも作れます。
さらに、最近ではダウンロード版やデジタル配信という方法もありますので、完売してしまっても、告知用のチラシを置いておけば心配ないでしょう。
完売後はスケブを売るというのも1つの手ですよ。
そして、「単価を安くして儲けたい」という思いから、印刷しすぎたというケースもあります。
しかし、その状態で最も恐ろしいのは、「1部も捌けなかった場合」です。
もし、300部刷って1部も捌けなかった場合、知り合いに配布したとしても10人前後でしょう。
その後、残るのは290部です。
残った部数を保管しておく場所はあるでしょうか。
処分するとしてもとても大きな手間になってしまいます。
したがって、在庫を置いておくスペースや金銭的余裕などもしっかりと考慮した上で発行部数を決めることをおすすめします。
■まとめ
今回は、同人誌の発行部数の決め方について紹介しました。
正直、どれだけ売れるかは誰にも分かりません。
アンケート機能などを駆使してだいぶ予測できるようにはなってきましたが、それでも限界があります。
そのため、自分の置かれている状況などを考慮して慎重に決めるようにしましょう。