「やっと同人誌が完成した!でも、表紙や本文にもっとインパクトが欲しいな…」
そんな風に思っている方はいらっしゃいませんか?
こだわって作った同人誌を製本するなら、表紙や中身に少し工夫をこらして、
他とは違うオリジナリティーあふれる一冊にしたいですよね。
表紙をピカピカ光らせることができたり、型抜きができたりと、加工には実に様々な種類があります。
今回は、同人誌に使ってみたい『加工』についてご紹介します。
□表紙の加工
表紙は本の顔ともいえるとても重要な部分です。
本屋さんでも、買うかどうかは表紙で決める、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
表紙でその本の第一印象が決定されるのです。
ですから、表紙に『加工』をすることで、その本の印象をぐっとよくすることができるようになるのです。
表紙に施すことができる『加工』には、どのようなものがあるのでしょうか。
いくつかご紹介します。
*表紙をキラキラ・つやつやにする加工
表紙をキラキラと光らせることができたら、パッと目を引く同人誌になること間違いなしですよね。
本の表紙をキラキラと光らせるには、『ホログラム』や『ラメ』を入れて印刷する方法や、『グロス加工』というインクを光らせる技術があります。
艶を出すには『ニス』を塗る方法もあります。
また、『箔』を押して金や銀を取り入れることもできます。
どれも表紙にインパクトと華やかさをもたらしてくれる、人気の加工方法です。
*表紙を凸凹させる加工
表紙に凹凸があると、重厚感が増して高級感を感じられる仕上がりになります。
凹凸を付けるのに代表的な加工は、『エンボス加工』と『デボス加工』です。
『エンボス加工』とは絵柄を浮き上がらせる加工で、『デボス加工』は反対に絵柄をへこませて表紙に凹凸を付ける加工のことをいいます。
表紙を切り抜いて凹凸を付けることもできます。
『トムソン型』という型を使用すれば、お好みの形に表紙を切り抜けます。
□製本の加工
「表紙だけではなく、本自体を個性的にしたい!」
そんな方には、製本自体を加工することをおすすめします。
製本方法には様々なものがあります。
『上製本加工』を施せば、あなたの同人誌を本屋さんで売っているようなハードカバーにすることが可能です。
本の角にもこだわりたいなら、『角丸加工』や『角切加工』がおすすめです。
角にもデザイン性を持たせることができますよ。
□最後に
今回は、同人誌の加工についてご紹介しました。
あなたの同人誌に取り入れてみたい加工は見つかりましたか?
印刷所によって、取り扱っている加工の種類は異なります。
お気に入りの加工を施してくれる印刷所を探してみましょう。
仕上げにこだわりの加工を施して、さらに素敵な一冊にしてくださいね。