同人誌は内容によっては、印刷を断られるケースがあります。
今回はこれから同人誌を印刷しようと思っている人たちに向けて、どのようなことに注意しておけばよいのかを紹介いたします。
注意しなければいけないことはたくさんあるので、しっかり頭に入れておいてください。
■社会的に不適切だと思われるような原稿
1.反社会的な文献や、危険文献にあたるようなもの。
2.法によって定められた記章、勲章、その他の標章に似せているもの。
3.実在する団体や個人を誹謗中傷するような内容を含んでいるもの。
4.許可を得ていない登録商標、実物に似ているロゴマークやキャラクターを登場させているもの。
5.未成年が発行・執筆・発注する成人向けの内容を含んでいるもの。
■著作権・肖像権のトラブルが発生してしまいそうな場合
著作権に関して大変厳しい作品をもとに書かれている作品に関しては、権利元から正式な許可を得ていないと印刷してもらえません。許可のない場合は、ご自身で原稿を差し替えることになります。
■性的表現図画の場合
性的表現図画は、表紙に18禁マークか成人マークを必ず表記して、修正をしてください。修正は黒ベタ、白抜き等で行うものです。修正を拒否した場合には、それまでにかかった費用を請求の上、原稿を返されますので、拒否しないほうが良いでしょう。
■発行責任と奥付
発行責任は発行人である、作者自身もしくはサークルでしか負うことはできません。つまり、印刷会社は責任を負うことができないのです。
印刷物の発行責任を表すのが、奥付です。
奥付がないと本人に悪気がなくても、何か隠しているのではないかと疑われる可能性があります。特に成人向けのものは、ブラックマーケットと結びついてると疑われるリスクがありますの、十分注意してください。
奥付がないと面倒なことになる可能性がありますので、奥付は絶対に入れてください。
奥付に記載する必要事項は以下の5点です。
1.本のタイトル
2.発行日
3.発行者
4.発行責任者の連絡先
5.印刷会社名
■まとめ
今回は同人誌を印刷するにあたって確認してほしいことを紹介いたしました。これから同人誌を作ろうと思ってる方がいらっしゃいましたら、上記にあげたことをしっかり頭に入れておいてください。
分かっていても、不注意でこれらの点にひっかかることもあります。これから印刷に出そうとしている人は、不適切な表現を含んでいないかどうか、しっかり確認するようにしてください。