突然ですが、皆さんの中には「自分で同人誌漫画を印刷したい!」とお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
自分で漫画を描き、自分で印刷所に印刷を頼めば安く済むのでいいですよね。
しかし、全部自分でやろうとするときには、漫画を描く段階から気を付けるべき点があるんです!
そこで、同人誌漫画を印刷するために気を付けるべきポイントを4つをご紹介しますので、あなたの漫画が当てはまっていないかチェックしてみてください!
■1:セリフが本の綴じる側にあると読みにくい
漫画原稿用紙の真ん中にある大きな四角を基本枠と言います。
原稿の端の方に書くとセリフや絵が見切れてしまう恐れがあり、それを防ぐためにあるのが基本枠です。
漫画の見せ方として、基本枠にセリフを被せることもあるのですが、その場合にはほんの綴じる側にないかを注意してください。
無線綴じで本を作る場合、綴じの根本まで本を開くことができません。
そのため、基本枠に被ったセリフが読みにくくなることがあります。
■2:原稿四隅のトンボをベタ塗りしない
原稿四隅のトンボは、本の仕上がりサイズにするときの目安です。
そのため、トンボ部分をベタで塗ってしまって見えなくすると、同人誌の印刷原稿としては受け付けてもらえないことがあります。
ベタ塗りでなくても、トンボが見えなくならないよう気を付けてください。
■3:必ず塗り足しを描いておく
仕上がり枠から裁ち落とし幅までに書かれた絵を塗り足しと言います。同人誌を印刷するとき、仕上がり枠に合わせ裁断がされます。
しかし、紙の本の場合、実際に裁断するときに数ミリ単位のずれが生じることがあります。
そのため、塗り足しをしておかないと微妙な余白が生まれることになり、きれいに仕上げることができません。
少しでもきれいに仕上がるよう、塗り足しを忘れないようにしてください。
■4:表表紙と裏表紙は一枚のデータに
オンデマンド印刷など紙ではなくデータで入稿する場合、最初のページのデータに注意してください。裏表紙のデータは、最後のページではなく、表表紙を右、裏表紙を左にして最初のページに載せなければなりません。
また、次のページの表表紙の裏・裏表紙の裏には基本的に何も載せられません。
もし何か入れたい場合は、随時印刷所に確認してください。
このように、漫画本の印刷発注には漫画を執筆しているときから注意が必要です。
ポイントを押さえて、ご自分のオリジナル漫画を最高の出来に仕上げてください!